おばけやしきのねこ
子猫を追い出すか、一緒に暮らすか、おばけは決める。
Beginning
むかし、まちのはずれに ふるい おばけやしきが ありました。だれも すんで いません。でも、ほんとうは ひとりの おばけが すんで いました。なまえは ポコです。ポコは とても やさしい おばけでした。でも、ともだちが いません。だから、まいにち さびしかったです。
ポコは いろいろな おとを だすことが できます。「ヒュー、ヒュー」と かぜの おと。「コトコト」と ゆかの おと。でも、その おとを きくと、みんな にげて しまいます。だから、だれも やしきに きません。
ある あめの よる、ちいさな ねこが やしきに はいって きました。しろい こねこです。あしが ぬれて いました。さむそうでした。こねこは 「ニャー」と なきました。