つきのバスていりゅうじょ
バスに乗って月へ行くか、家に帰るか、子どもは選ばなければならない。
Beginning
よるです。そらに おおきな つきが でています。 ゆうとは いえに かえる みちで バスていを みつけました。 「あれ? こんな バスてい、あったかな?」 バスていには、ちいさな ランプが ひかっています。 ランプの ひは、あおくて やさしいです。 かんばんに もじが あります。 「つきゆき バス」 ゆうとは、めを おおきく しました。 「つきゆき? つきへ いく バス?」 そのとき、とおくから おとが きこえました。 ぽー、ぽー。 やさしい ラッパの おとです。 しろい バスが、ゆっくり やってきました。 バスは、ひかっています。 まどから、きんいろの ひかりが もれています。 バスが とまりました。 ドアが ひらきます。 うんてんしゅは、おおきな ねこでした。 ねこは、あおい ぼうしを かぶっています。 「こんばんは。つきへ いきますか?」 ねこが、やさしく いいました。 ゆうとは、どきどき しました。 つきへ いってみたい です。 でも、おうちでは、おかあさんが まっています。 よるは、もう おそいです。 ねこが、にっこり わらいました。 「えらぶのは、きみだよ。」 ゆうとは、つきを みあげました。 そして、バスを みました。